2009S/Sコレクションで見せた「SOMARTA(ソマルタ)」の“軽さ”を融合した“未来”の服
Fashion News編集部(以下 FN)――前回のコレクションに比べて装飾的な部分が減り、理性的な印象を受けましたが?
廣川玉枝(以下 廣川)――特に心境の変化もなく、いつも通り、普通に作りましたが、先シーズンまでのテーマが民族調で、今シーズンは“進化した人のかたち、未来の衣服のかたち”がテーマで、より身体の表現だったからかもしれませんね。これまでは物語やストーリー性を重視したコンセプトがベースにありましたが、今回は“未来”や“身体”というテーマですから、軽い服、未来を感じさせる服が作りたかったという思いがそういう印象を与えたのかもしれません。今年までの3年分は事前にテーマが決まっていましたから。次シーズン以降はまだ未定ですけどね。
FN――今シーズンの東コレでは他のブランドも“軽さ”を感じさせるコレクションが多いシーズンでしたね。
廣川――時代性を意識した部分はあったかもしれないですね。それだけじゃなく、コンパクトで、持ち運びが簡単で、裏地もなく洗いやすく……、そんな機能的な服が作りたかったのです。“未来の服”を考える上で、“機能”というのは意識する部分ですから。素材に関しても、今までは、例えばシルクや天然素材が良いなと思っていたんですが、日本には素晴らしい化学繊維がある。その素晴らしさにも可能性を感じましたので、今回のコレクションにはポリエステルなどを多用しています。リバーシブルに使えて、表裏の表情を変えられるアイテムもあります。化学繊維は洗濯しても乾くのが早いですしね。これも素晴らしい機能の一つです。









